詩都浜松構想

詩都浜松構想とは、詩歌人にとって活動しやすいネットワークを静岡県浜松市とその周辺地域につくる構想である。この構想では、川柳・短歌・詩・五行歌・自由律などのジャンル・諸協会・諸団体などの膜は重視しない。そして詩歌などの言語芸術はほんらい文化芸術や人間生活の核心であるという性質を活かし、浜松市やその周辺地域において文化芸術分野における詩歌の復権と詩歌で食べていける詩歌人をつくる仕組みづくりを目指す。そのための中間目標として下記の諸項目により詩歌人層の充実を図る。

詩都浜松構想の原案は2023年7月に浜松市文化振興財団へ提出した詩都浜松構想にある。それから2度のポエデイと詩丼とみそのの詩歌賞を経て2025年3月にいくつかの項目を見直した。

進捗状況

  1. ポエトリー・リーディングイベントの開催:済(ポエデイ2024.2.24)
  2. 詩歌のオープンマイク開催:済(ポエデイ2024.2.24)
  3. 詩歌冊子販売イベント開催:済(詩丼2024.8.24)
  4. 上記3件の継続と発展:途中→
  5. 上記4件の国際化:未→
  6. 複数詩歌イベントの併存:提案(ポエデイ譲渡2025.2.22)→
  7. 潜在詩人をネットワークへ接続:済(浜松「私の詩」コンクール等)
  8. 浜松市立図書館の詩歌図書拡充:蔵書提案中→
  9. 詩の合評会開催:済(詩季)
  10. 遠州詩歌アンソロジー:発案(2025.1.4)→
  11. 詩集・歌集・句集に対する賞:未→
  12. 浜松三詩型新人賞:試行(みそのの詩歌賞2024.3.31)→
  13. 詩歌の批評機能:未→
  14. 詩歌の出版機能:発案(2025.3.7)→
  15. 詩歌の宣伝機能:試行(43詩歌)→
  16. 遠州詩学校の開催:未→
  17. 詩歌と産業の連携企画:未→
  18. ポエット・イン・レジデンスin浜松:未→

進捗状況の項目のうち茜色は未だ動いていないか発案に留まっている項目、濃藍は仕掛かり中の項目である。もちろん、これら全てをひとりで同時並行で進めていくのは不可能だし、なによりそれは詩歌人材の育成機会を奪うだけだ。だからぜひ志のある方はこれらの項目をよりよいかたちで実行して欲しい。自由にアイデアを奪って楽しんでくれ。私は「浜松~」「遠州~」といった名称を占有したいとか、なにかの発案者・提唱者を名乗りたいといった瑣末な欲望はこれっぽちも持たない。ただそれぞれの企画を楽しんで詩都浜松構想の目指すところを実現し、みなさんとともにその利益を享受したいだけだ。