2026-08-10 11:23:47 31にんがみたよ "とまれ孝標の女という作者も自讃をかくために哀愁の詩を描かなければならなかった可憐の文章人であったことだけは間違いなかろう。"「更級日記」『保田與重郎文芸論集』講談社文芸文庫 王朝の不安、不安の文学 ▼ "更級は一人の女性の運命の身上話ではない。一つの典型としての本来のかあいそうな人々の物語の一つである。その物語としていまも極めて美事な作品である。こういう人間はこうなるという報告ではない、こういう人間の原始からの心情を描いているのだ。変貌も…