2026-08-11 17:36:41 38にんがみたよ 『述史新論』承前〈又神話の源流は現實の國の中心として、血脈の本流として、われわれの歷史の記憶を超える以前より今日に及んでつゞいてゐる。わが天皇の御存在である。わが建国に於ては、生活の確立を先とした。その生活は、神話に示され、天上の神々の行ふところを地上に再現するといふ信念に發したものであつた〉 ▼ 三島が『文化防衛論』なら保田は『述史新論』だ。〈わが國の精神に於ては、國は支配でなく生活であつた。國土は領土でなく生產生活の樣式であつた。國家は權力でなく、道德であつた。その生活は又道德の實體だつたのである。さういふ「生活」を以て、國の根基… ▼ "三島の「文化概念としての天皇」(『文化防衛論』)が、天皇(制)の、その空虚ゆえのフェティシズム的性格をあえて肯定し、そのためにこそ三島が死んだのだとしたら"(『#革命』p.79)空虚ゆえ実体は不要ということか