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「更級日記の少女(一)」Mの第三の手記「セント・ヘレナ」〈衆院の南通用門前に集結…

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「更級日記の少女(一)」Mの第三の手記「セント・ヘレナ」〈衆院の南通用門前に集結を終えた早稲田内の主流派約千人の先頭に立って、その時僕は何を考えていたのか。僕は多分賭けをしていたのだ。僕にとって、衆院南通用門は、明らかにワーテルローの丘である。〉Mは筆者新木正人と同じ1946年生れ。1960年安保闘争の頃は14歳のはず。虚構か?
「更級日記の少女(一)」のMに於ける〈貴族と不良〉。〈「平俗低徊の文学が流行している。日常微温の饒舌は不易の信条を昏迷せんとした。僕ら茲に日本浪曼派を創めるもの、一つに流行への挑戦である。」と言えば不良であり、「最も美しいものの擁護のため、…
『天使の誘惑』p.90〈彼には(略)貴族であると同時に、不良であることの誇りがあった。貴族と不良は同じものである。(略)けれども、彼の誇りは実に悲しい誇りであった。更級日記の少女の手をとって、保田與重郎描くところの「日本の橋」を、どこまでも…
『天使の誘惑』p.87承前〈彼は非行少女を愛した。彼にとってその少女たちの突詰めた瞳だけが、この世で美しいと呼べるただ一つのものだったのである。彼は、自分自身を、おそらくその少女たちに賭けるであろうと思っていた。賭けることのない人生は無意味…