2026-08-15 18:12:33 60にんがみたよ 伊藤左千夫の〈池水は濁りに濁り〉は、ぜったいこの古今集夏歌巻頭歌を下敷に、と言ってわるければ作歌する左千夫の脳裡にきっと泛んだはず。 ▼ 〈わが宿の池のふぢ波咲きにけり山ほととぎすいつか来鳴かむ〉"の「か――む」が絶対に反語ではなく疑問、それも狂気に近い背水の疑問だという、その構造全体を私はいつの日か必ず組敷いてみせるだろう。"新木正人「遠い意志(二)」『天使の誘惑』論創社。… ▼ "男性的とか女性的とかいうイメージをはるかに超えて、古今和歌集こそは、千年以上にわたる日本の黙示録だったのである。"新木正人「遠い意志(二)」『天使の誘惑』論創社。そう言われるとそうかも。